COLUMN
コラム
2025.10.21
「築30年」と聞いて、ちょっと不安になったあなたへ
「配管が古そう」「間取りが使いにくそう」「どうせリノベしても限界があるでしょ」——。
そう思う方は少なくありません。
でも実は、築30年以上のマンションこそ、リノベで一番化けるんです。
古さを味として活かしたり、間取りを大胆に変えて開放的にしたり。
完成した空間を見て「ここがあの築30年!?」と驚かれることも珍しくありません。
今回は、リフォームのプロが手がけた事例をもとに、
築古マンションがどんなふうに生まれ変わるのか、その魅力をたっぷり紹介します。
目次 [非表示]
1. 価格が手頃で、立地条件が良い
新築マンションは年々価格が上がり続けています。
都心や駅近エリアでは、築30年でも新築の半額以下で購入できるケースも。
その分、リノベ費用にしっかり予算をかけられます。
つまり、
“場所を妥協せず、理想の間取りを手に入れる”という、今どきの住まいづくりが実現できるんです。
2. バブル期のマンションは“意外と頑丈”
1980〜90年代前半に建てられたマンションは、バブル期特有の構造がしっかりした造りが多いのが特徴。
今でも柱・梁・コンクリートの厚みがしっかり残っている物件も多く、構造体さえ健全なら「中身を入れ替えるだけ」で再生可能です。
3. 自分好みにリノベできる
マンションは構造上、内装・間取りを自由に変えやすいのも魅力(壁構造など一部構造を除く)。
壁を取り払って広いLDKにしたり、独立キッチンを対面型に変えたり。
「既成の間取りに合わせて暮らす」ではなく、「暮らしに合わせて間取りをつくる」まるで注文住宅のような暮らしが実現できます。
「安く買ってリノベしよう」と思っても、築30年ならではの注意点を知っておくことが大切です。
プロの目線から、チェックすべきポイントをまとめました。
1. 配管・給排水管の老朽化
築30年を超えると、給水・排水管の劣化が進んでいるケースが多いです。
内装をきれいにしても、配管トラブルが起きると再工事が必要になることも。
フルリノベーションの際は配管の交換をセットで行うのがおすすめです。
2. 電気容量の不足
古いマンションでは、当時の家電事情に合わせた電気容量の設計になっていることがあります。30年経つと家電も大幅に進化していますので、必要な電気の容量も変わってきています。
容量変更が可能か、変更できない場合は自分の生活スタイルで足りるのか。購入前に必ず確認しておきましょう。
3. 管理規約による制限
意外と見落としがちなのが「マンションの管理規約」。
防音のために「フローリング禁止」の建物や、「間取り変更不可」のケースもあります。
リノベを見越して購入する場合は、事前に施工会社へ相談すると安心です
4. 断熱・防音性能の違い
築年数が古いほど、断熱材やサッシの性能が現在の基準より劣ることがあります。
しかし、ここもリノベの出番。
内窓の設置や断熱材の追加で、冬も暖かく、夏も涼しい住まいにアップデートできます。
築42年の団地を購入し、リノベーションしました。
リノベ費用:1360万円
リフォーム面積:97㎡
工期:2ヶ月
築年数が経過している団地ということもあり、水廻りの配管スペースの制約上簡単にはキッチンを移設することが難しい造りでした。
キッチンのパントリーの床を上げることで対面キッチンを実現
全体的に内装や設備を一新
■お施主様コメント
物件選びの段階から、親身に相談に乗って頂いたのがとても好印象でした。
設計プランについても常にバリエーションを揃えてご提案頂いたので、比較検討することができました。
当初は4LDKを希望していましたが、最終的には参考プランとしてご提案頂いた対面キッチンと広々としたリビングがとても気に入り、3LDKのプランにすることに決めました。
思いっきり走り回れて息子も大満足です。
図面


広々とした面積のある団地でしたので、各スペースにゆとりある3LDKの間取りにすることで、子育て世代に快適な住まいへと生まれ変わりました。
✨キッチンの移設について詳しく内容が知りたい方はこちらのコラムがおすすめです
▶︎ マンションのキッチン。移動はできる?できない?事例を交えてプロが解説します。」
この事例を詳しく見る
来客の多いご夫婦が、好みのアジアンリゾート風の内装にするためのリフォーム事例。水廻り設備はそのままで、内装にとことんこだわっています。
リノベ費用:500万円
リフォーム面積:60㎡
工期:2ヶ月
図面
玄関からリビングまではフロアタイル。リビングはタイルカーペットと素材を貼り分けて、メリハリのある空間に仕上がっています。
部屋の使い方に合わせて、床や壁、天井材を自分好みにカスタマイズできるのもリフォームの魅力ですね。
この事例を詳しく見る
築45年のマンションをフルリノベーション。60m2と限られた空間で、家族4人で暮らすための工夫を凝らしています。
リノベ費用:1240万円
リフォーム面積:60㎡
工期:2.5ヶ月
対面キッチンを実現するために、隣り合う部屋を小さくしてLDKに取り込みました
奥様念願のウォークインクローゼットなど、各所に収納を設置しました
図面

限られた空間を最大限活用するために、隣り合う居室を小さくし、LDKに取り込んでいます(図説の赤い部分)。

リビング収納と奥様のウォークインクローゼット。ひとつひとつはコンパクトでも、「収納をする場所」が決まっていることですっきりと暮らすことができます。
この事例を詳しく見る
こちらの事例はルームツアー動画で、設計担当者が間取りのポイントを解説しています。
Q1. 築30年以上のマンションでも、本当に安心して住めますか?
A.構造体(柱・梁・コンクリート)が健全であれば、リノベーションで安心して暮らせます。
ただし、配管や給排水、電気設備などは経年劣化している可能性が高いため、フルリノベ時に一新するのがおすすめです。
Q2. リノベにどれくらい費用がかかりますか?
A.リノベ費用は内容によって幅がありますが、築30年以上のマンションなら500万〜1,500万円前後が目安です。水まわりの設備交換や間取り変更を含めると高めになりますが、物件価格が新築より安いため、トータル予算で考えると効率的で言えるでしょう。
Q3. 間取りを大胆に変えたい場合、制限はありますか?
A.マンションには管理規約があります。
床や壁の構造変更、共用部に影響するリノベは制約がある場合があります。内見時に不動産会社と一緒に確認すると安心です。
1. 購入前に“リフォーム会社に相談”する
築古マンションは、見た目だけでは分からない部分が多いもの。
希望する間取り変更や配管更新ができるマンションなのかどうか、経験豊富なリフォーム会社に事前に相談をすることで、「この壁は抜ける?」「配管は交換必要?」などのアドバイスをしてもらえます。
2. “物件+リノベ”をトータルで考えた資金計画を
物件価格だけで判断せず、リノベーション費用を含めた総額で検討を。
同じ平米数でも物件価格は立地で大きく変動しますが、リノベ費用は立地の影響が少ないので、固定費として考えてもよいでしょう。
例えば、総予算が3800万円の場合(手数料含め)、リノベ費用として1000万円を固定費と考えると2500万円前後の物件を探すといった考え方ができます。
購入+リノベにかかる費用はもちろんですが、修繕積立金や管理費が割高ではないかも確認しておきましょう。
3. 信頼できる施工会社を選ぶ
築古リノベは、経験値のある会社選びが命。
「構造」「設備」「断熱」など、総合的に判断できる会社なら、
“やってみたら予想外の追加費用が…”というトラブルを防げます。
リフォームプライスはリフォーム専業で30年以上、築古住宅リノベのノウハウが豊富です。
築30年のマンションは、価格・立地・自由度のバランスが取れた、いま注目の選択肢です。
構造体がしっかりしていれば、リノベーション次第で「新築以上に心地よい住まい」を実現できます。
築古だからこそ、“自分たちらしい暮らし”を叶えられる。
中古購入+リノベを検討している方は、まずは信頼できる施工会社に「リノベ前提の物件相談」をしてみてください。
あなたの理想の住まいづくりは、そこから始まります。