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2025.12.15

60平米のマンション、家族4人で暮らせる? 間取りアイデアと実例で分かる“ちょうどいい”暮らし

60平米のマンション、家族4人で暮らせる? 間取りアイデアと実例で分かる“ちょうどいい”暮らし

「60平米って狭くない?」「家族3~4人で暮らせるの?」──そんな不安をよく聞きます。

でも実際は、間取りの工夫と収納の設計次第で、60平米台でも十分に“家族の居場所”を作れます。
本記事では、65平米未満のマンションを中心に実例を紹介しながら、間取りプラン、収納のコツ、そして“割り切るべきポイント”まで、リノベの現場目線でわかりやすく解説します。

なお、近年は掲載・反響の専有面積が縮小する傾向にあり、60〜70㎡台の物件の注目度も上がっています

目次 [非表示]

リノベ実例から見る、60平米で選べる間取りパターン

【60m2】2LDKのゆったりリビングタイプ -3人暮らし

平米数:60m2

築年数:29年

リノベ費用:670万円

 

間取り図

 

リビングスペースを広くすることを優先し、家族それぞれの居場所をコンパクトに確保するプランです。明るく開放的なLDKが居心地が良く、みんなが自然とリビングで過ごす時間が長くなったと好評な間取りです。

 

対面キッチンに壁掛けテレビ。明るいLDK空間で理想を叶えることが出来ました。それぞれのお部屋はコンパクトですが、家族で共有するウォークインクローゼットなど「収納を集約」することで、スペースを確保しています。

 

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【57m2】ダイニングセットを思い切って無くした2LDK -3人と1匹暮らし

平米数:57m2

築年数:54年

リノベ費用:1150万円

 

間取り図

 

57㎡で斜めの壁がある、間取り条件としては難易度の高いマンションでの事例。1番のご要望であった対面キッチンを実現するために、思い切ってダイニング空間をコンパクトにするプランをご提案しました。

 

 

大きなダイニングセットは置かずに、キッチンカウンターで食事を取れるようにすることで、対面キッチンを実現しています。

 

 

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【60m2】収納も妥協しない3LDK -4人暮らし

平米数:60m2

築年数:45年

リノベ費用:1240万円

 

間取り図

 

子供が産まれ、家族4人で快適に暮らすためのリノベーション。ご夫婦のご要望は夫婦それぞれのスペースや収納を確保したいというものでした。

LDKに隣り合う2部屋をコンパクトにすることで、ウォークインクローゼットを2箇所設けています。

 

 

リビング収納と奥様のウォークインクローゼット。ひとつひとつはコンパクトでも、「収納をする場所」が決まっていることですっきりと暮らすことができます。

 

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こちらの事例はルームツアー動画で、設計担当者が間取りのポイントを解説しています。

ルームツアー:60平米のマンションリノベ。収納もおしゃれも両立した間取りへ大変身

【65m2】テレワークスペースも叶えた3LDK -3人暮らし

平米数:65m2

築年数:27年

リノベ費用:976万円

 

間取り図

 

対面キッチンとワークスペースというご要望を叶えた事例。

ワークスペースはリビングの壁にカウンターを設けることで実現。2m30cmの幅のあるカウンターは、将来は2人並んで子供の宿題を教えてあげることも出来るように設計しています。

 

 

 

元々仕切らていた和室。ダイニングと繋げて広々リビングへ生まれ変わりました。両親が泊まりに来る際はブラインドで仕切って個室に。手前の収納は下部を浮かせてルンバの基地になっています。

 

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収納設計の“必須ポイント”3つ

1. 収納を集約させる
それぞれの個室にそれぞれのクローゼットとなるとある程度の広さが必要になります。夫婦の収納やリビング収納など、なるべく一箇所の収納に複数の役割を持たせることがポイントです。

 

2.“見せる+隠す”のゾーニング

リビングの一部は飾り棚で見せ、日用品は扉付き収納へ。視覚的なスッキリ感が重要。

 

3. 廊下は無くすのも手

60㎡と限られたスペースを余すところなく活用するためには、ただの廊下としてのスペースは最低限にとどめるか、思い切って無くすのもありです。ただし、部屋続きになってしまうので、空調計画は合わせて行うようにしましょう。

物件選びの視点(70平米未満の市場感)とコスト感

近年、首都圏を中心に中古マンションの掲載・反響専有面積は縮小傾向にあります。

反響(問い合わせ側)の専有面積中央値は60㎡前後に寄ってきており、70㎡未満の物件は依然として市場に豊富に流通しています。つまり「探せば出会える」サイズ感で、価格も70㎡換算などの指標で公開されているため相場感を掴みやすい状況です(出典:LIFULL HOME’S、三大都市圏の70㎡換算レポート)。

コスト感の目安:地域差が大きいですが、都心部では70㎡換算の中古相場が高騰している一方、郊外や地方都市では比較的手が届きやすい物件も多いです。リノベ費用は間取り変更の規模や設備グレードによって変動しますが、60㎡前後のスケールは工事効率が良く、1軒あたりの単価を抑えやすいという利点があります。

築年数について:物件を調べていると3000万円台で出てくるマンションは築年数が30年超えの場合も多いのが現状です。築年数が経っている=不便という印象がある方も少なくありませんが、築年数はリノベーションで十分カバーできるケースもございます。実際に本コラムで取り上げた事例を見ると一目瞭然です。

✨築古リノベについて詳しく内容が知りたい方はこちらのコラムがおすすめです
▶︎ 築30年以上のマンション購入はあり?プロが教える「築古リノベで叶う理想の暮らし」

どんなことができるのか、どこまで快適に変わるのかは、実際に私たちのようなリフォーム会社に相談してみてください。

まとめ:リノベで広がる“選択肢”

60平米は「不便」ではなく「設計次第で選べる自由」があるサイズです。

 

ポイントは

(1)暮らしの優先順位を決める
(2)収納と動線を最初に固める
(3)可変性の高い間取りを採用する

 

——この3点。リノベで工夫すれば、3〜4人家族でも快適に暮らせます。

 

まずは生活イメージを聞かせてください。お見積もりや間取り提案は完全無料ですのでご安心を。

 

みなさまの選択肢が少しでも増えたら幸いでございます。

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