30代に人気急上昇！団地リノベーションの費用・実例・成功ポイントをプロが解説します

「新築マンションは高すぎる…」

「駅近の物件は予算オーバー…」

そんな悩みを抱えている30代の方に、いま注目されているのが 団地リノベーション。

実は、古くからある団地をリノベーションすると、

• 新築よりも コストを抑えられる

• 駅近や公園隣接など 好立地を選べる

• 共用スペースや敷地が広く 子育てしやすい環境 が手に入る

といった魅力があります。今回は、実例を交えながら団地リノベのメリットとデメリットを紹介し、よくある疑問にもお答えします。

1. 新築よりも「価格」が抑えられる

新築マンションの価格は年々高騰。都内では70㎡で7,000万円超えも珍しくありません。

一方、団地なら築年数が経っている分 購入価格がリーズナブル。

浮いた費用をリノベーションに充てれば、自分好みの内装や設備を実現できます。

2. 「立地・周辺環境」の良さ

団地は昭和期に整備されたため、

• 駅から徒歩圏内

• 大型公園が近い

• 商店街やスーパーが徒歩数分

といった、生活に便利な場所が多く見られます。

「古い物件＝不便」というイメージはもう過去のものです。

3. 子育て世帯に嬉しい「住環境」

団地は敷地が広く、緑地やプレイロット（子ども用広場）が整備されています。

共用部分でのご近所付き合いも自然と生まれ、子育て世帯にとって安心感のある暮らしが可能です。

団地リノベの魅力のひとつは「新築よりもコストを抑えられること」。

では、実際にどのくらいの費用でどんなリノベーションができるのでしょうか？

3人家族で過ごす70m2前後の団地を想定してシミュレーションしてみました。

※費用は目安となります

※物件価格はエリアや築年数により変動します。

70m2以上ある広々としたマンションを2000万円前後で探すのはなかなか大変です。
団地は好立地、好環境で価格を抑えて購入することができることが最大の魅力と言えるでしょう。

月々の支払いはいくらぐらいになるでしょうか？

※ボーナス払いなし、頭金0円、金利1.2%・元利均等返済・35年ローンで計算
※管理費・修繕積立費は30,000円／月で想定

月々の支払い額で考えても、都内の4-50㎡のアパートの賃料と同じくらいのイメージでしょうか。

お得に自分たちらしい暮らしを実現できるのは嬉しいポイントですね。

築38年の団地を購入し、リノベーションしました。

リノベ費用：750万円
リフォーム面積：80㎡
工期：2ヶ月

Before

• 内装が古くなり、暗い部屋だった

• 設備も古く、収納不足で使い勝手が悪かった

After

• キッチンはあえてシンプルなI型へ変更

• 和室を洋室に、全体的に内装や設備を一新

立地条件がよく、日当たり抜群。白を基調としているため、より光が反射し明るく開放的に。

図面

白を基調とした中に、黒い枠の室内窓を設けることで空間が引き締まります。室内窓の裏は・・・

奥様の書斎スペース。

仕事をしたり、休憩したりできる「ヌック」を作りたいというご要望もあり、窓に奥行のあるカウンターを設けました。

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築33年の団地を購入し、リノベーションしました。

リノベ費用：690万円
リフォーム面積：96㎡
工期：1ヶ月

Before

• 団地の構造上、コンクリートの躯体面が多く、開放的なLDKにするためには工夫が必要でした。

After

• キッチンの壁を取り払い、開放的なLDKへ

• 照明位置が変更できないところはライティングレールを活用して自由度UP

壁を取り払い、L型キッチンへ変更することで対面キッチンを実現。

図面

天井は躯体のため、電気配線が動かせませんでした。ライティングレールを使い、好きな位置に照明をつけることができるように設計をしています。

コストを抑えるために床は壊さずフロアタイルを上貼りするなど、リノベのテクニックが満載の事例。ルームツアー動画もぜひご覧ください。

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築41年の団地を購入し、リノベーションしました。

リノベ費用：1360万円
リフォーム面積：97㎡
工期：2ヶ月

Before

• 築年数が経過している団地ということもあり、水廻りの配管スペースの制約上簡単にはキッチンを移設することが難しい造りでした。

After

• キッチンのパントリーの床を上げることで対面キッチンを実現

• 全体的に内装や設備を一新

■お施主様コメント

物件選びの段階から、親身に相談に乗って頂いたのがとても好印象でした。
設計プランについても常にバリエーションを揃えてご提案頂いたので、比較検討することができました。
当初は4LDKを希望していましたが、最終的には参考プランとしてご提案頂いた対面キッチンと広々としたリビングがとても気に入り、3LDKのプランにすることに決めました。
思いっきり走り回れて息子も大満足です。

図面

広々とした面積のある団地でしたので、各スペースにゆとりある3LDKの間取りにすることで、子育て世代に快適な住まいへと生まれ変わりました。

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築31年の団地を購入し、リノベーションしました。

リノベ費用：1400万円
リフォーム面積：141㎡
工期：2ヶ月

Before

• 設備や内装の老朽化が気になる状態でした

※写真は解体中の様子

After

• 憧れのスタイリッシュモダンな空間を実現

• 大好きな観葉植物と共に、仕事も暮らしも楽しめる空間に

日当たりも良く、植物達も生き生きしています。

図面

リビング側からは冷蔵庫が見えないように配慮。生活感を出さないポイントです。

水廻りもスタイリッシュなデザインに統一。団地リノベでおしゃれな暮らしを実現しました。こだわりポイントの続きは下記ルームツアー動画でご覧ください。

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• エレベーターがない物件が多い
  高層階では毎日の上り下りが大変。購入前に必ず確認を。

• 水回りの移動に制限があることも
  排水経路や構造の関係で、自由度が低い場合があります。

• 駐車場が確保できないケースもある
  車を持つ予定がある方は事前に確認が必要です。

Q1. 古い建物だけど耐震性は大丈夫？

A. 団地の多くは「鉄筋コンクリート造（RC造）」で、「壁式構造」を採用している物件は特に耐震性が高いとされます。一般的に、壁式構造は柱や梁がないため室内が広く、壁で建物を支える構造から頑丈で高い耐震性が期待でき、過去の大震災でも倒壊が少なかったと報告されています。ただし、新耐震基準（昭和56年6月以降）を満たしているかどうか、耐震診断を受けているか、そして古い団地であれば耐震改修が施されているかなどを確認することが重要です。専有部分のリノベーションでは断熱性能を高めることはできますが、耐震性能を高めることはできません。

Q2. リノベ費用はどれくらいかかる？

A. 70㎡前後のフルリノベで約700万〜1,000万円が目安。部分リノベならもっと抑えられます。

Q3. 住宅ローンは使える？

A. 団地でも住宅ローンは利用可能。ただし築年数によっては金融機関の審査が厳しくなる場合があります。

団地リノベーションは、「価格・立地・子育てしやすさ」を兼ね備えた賢い選択。

ただし、建物の性能や制約面をしっかり理解したうえで計画することが重要です。

「賢く家を買って、思いっきり自分好みに暮らしたい！」

そんな方に、団地リノベはピッタリの選択肢です。