COLUMN
コラム
2025.08.25
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「リビングにモノが多くて落ち着かない」「片付けてもすぐに散らかる」──そんな悩みを抱える方は多いはず。
本記事では、リフォーム会社のプロ目線で、リビングをすっきり見せる収納術とリフォームでの解決方法を徹底解説します。
郵便物、リモコン、学用品、充電ケーブルなど、日常的に使うものの置き場所が決まっていないと、テーブルやソファ周りに“仮置き”されがちです。この積み重ねが散らかりの原因に。
背の高い収納と低い棚が混在していると、視線が散り、部屋全体がごちゃついて見えます。家具の奥行きがバラバラだと、余白が不揃いになり、収納量があっても「片付かない印象」に。
カラフルな収納ケースや柄物のファブリックが多いと、視覚的なノイズが増えます。色を統一し、素材感をそろえるだけでも、リビングは驚くほどスッキリ見えます。
見せる収納:お気に入りの雑貨や観葉植物、フォトフレームなどを飾り、部屋にアクセントを加えるスペース。
→ コツは「色数を3色以内」「アイテムを3つのグループにまとめる」こと。
隠す収納:リモコンや書類など生活感が出やすいものを扉付き収納にしまう。
→ 扉は壁と同系色にすると圧迫感を抑えられます。
これらをバランスよく取り入れることで、「生活感を隠しつつ、インテリアとしての魅力もプラス」できます。
高さを揃える:テレビ台、棚、デスクなどの天板を揃えると、水平ラインが生まれスッキリ見えます。
奥行きを統一する:奥行き40〜45cm程度で揃えると、家具の出っ張りがなくなり整然とした印象に。
動線を確保する:通路は最低60cm、理想は75cm以上。通路にモノを置かない代わりに、収納は動線の脇に配置しましょう。
「収納家具を増やしても片付かない…」という場合、リフォームで根本から改善することも可能です。



コツは隠すことばかりではありません。このように、リビング一角に「思い切り散らかしてもOK!」な場所を造ってあげる方法もあります。
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費用目安:20〜50万円(お住まいの状況によります)
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見せる収納をうまく使い、アイテムが多くてもおしゃれに暮らせるリビングを実現したお住まい。リビングの一角に隠し収納を造っています。

Q 収納家具を増やせば解決しますか?
A. 家具を増やすと一時的には収納力が上がりますが、生活動線が狭くなり、逆に散らかりやすくなることも。まずは「持ち物の見直し」と「収納場所の適正化」を優先しましょう。
Q. 見せる収納と隠す収納、どちらが良いですか?
A. リビングでは「隠す収納」が基本。生活感を減らし、空間を広く見せます。ただし、趣味のアイテムや季節のインテリアは「見せる収納」でアクセントにすると効果的です。
Q. 収納を作りたいけど、リフォームが必要ですか?
A. 小規模なら家具や収納グッズで対応できますが、壁面収納や造作棚を取り入れると、よりスッキリした空間に。リフォームを検討する場合は、動線を妨げない配置を重視しましょう。
リビングが散らかる原因は、収納量の不足ではなく「使う場所に合った仕組みがないこと」。
家具の高さ・色・奥行きをそろえ、見せる収納と隠す収納をバランスよく配置すれば、生活感を抑えながら快適な空間がつくれます。
さらに、造作収納などのリフォームを加えれば、片付けやすさが劇的にアップ。
「今よりもっと快適に暮らしたい」と思ったら、早めに専門家へ相談するのがおすすめです。