COLUMN
コラム
2025.07.21
目次 [非表示]
「共働きだから夜にしか洗濯物を干せない」 「雨や花粉が気になって、できれば外に干したくない」 「でも家の中に干すスペースがない…」
このような室内干し派の悩みを、リフォームで根本解決する方が増えています。最近特に人気なのが「室内干しに特化した空間づくり」。洗濯動線が整うことで家事がぐんと楽になるだけでなく、生活感を隠してお部屋をすっきり見せる効果も期待できます。
リフォームでは間取りの工夫に加えて、物干し器具の選び方も重要なポイントです。ライフスタイルや予算に合わせて、以下のような選択肢があります。
| 種類 | 特徴 |
|---|---|
| 天井付けタイプ(ホスクリーンなど) | 普段は目立たず、必要なときだけ使える |
| 昇降式物干し(電動・手動) | 天井に収納できて見た目すっきり!高天井にもおすすめ |
| 壁付け物干し | 限られたスペースでも設置可。収納式も人気 |
| 浴室乾燥機+パイプ | 夜干し派・花粉対策に◎。浴室が干す場所に早変わり |
| サンルーム設置 | 半外空間で日当たり確保&天候に左右されない |
それでは、実際のリフォーム事例を3つご紹介します。
お悩み:
洗面室に干すスペースがなく、洗濯後の作業が煩雑。
解決策:
脱衣所を拡張してランドリールームとして独立させ、天井にコの字型のハンガーパイプを設置。隣接してハンガー収納前提のウォークインクローゼットを新設。
効果: “洗う→干す→(畳まずに)しまう”が1つの空間で完結。特に「畳む」工程を省略できることで、家事時間を大幅短縮できました。
ポイント: 乾いた洗濯物をハンガーのまま移動できる距離にクローゼットを配置することで、動線を最短化。
畳まなくていいのがラクラクですね♪
この事例を詳しく見る
お悩み: 1階洗面室に干し場がなく、2階のクローゼットまでの移動がストレス。また、来客時に洗濯物が見えてしまう。
解決策: 洗濯機能を2階に移設し、約1畳のランドリー専用室を新設。スロップシンク(深型洗い場)も設置して、靴洗いなどの雑用にも対応。
効果: 1階はゲスト向けにすっきりとした印象を保ちながら、2階で洗濯に関する全ての作業を完結。乾燥機併用で天候に左右されない洗濯環境を実現。
ポイント: パブリックスペースとプライベートスペースを明確に分けることで、おもてなし空間と実用空間を両立。
洗面室はゲストも使うところ。ランドリールームを2Fへ独立させたことで、1Fはおしゃれをキープしてスッキリと暮らすことができるようになったのが大きなポイントです。
この事例を詳しく見る
お悩み: 洗面室に干すスペースがなく、洗濯物の移動が非効率
解決策: 玄関→ウォークインクローゼット→洗面室→浴室を回遊できる動線にリノベーション。基本は浴室乾燥を活用し、洗面空間には一時掛け用のハンギングバーを設置。
効果: クローゼットと洗面室の距離を最短化することで、洗濯物をそのまま「ポンッ」と収納できる究極の時短動線を実現。
ポイント: 浴室乾燥をメインにしつつ、一時的な物干しスペースを確保することで、柔軟性のある洗濯環境を構築。
基本は浴室乾燥を使う場合も、一時掛けできるように洗面空間にハンギングバーを設けておくと便利です。
この事例を詳しく見る
干すスペースを作っても、しっかり乾く環境がなければ意味がありません。換気扇や除湿機、サーキュレーターの設置場所も含めて計画することが重要です。
ホスクリーンや天井付け物干しは、必ず下地補強が必要です。設置方法は主に2つ:
洗う→干す→しまうの各工程間の移動距離を最小化することで、家事効率が劇的に向上します。特に「干し場からクローゼットまでの距離」は、日々のストレスに直結する重要な要素です。
家の中に「干す専用スペース」があると、毎日の洗濯が驚くほど楽になります。室内干しが快適になるだけでなく、家事効率・見た目・空間活用すべてが向上する一石三鳥の効果が期待できます。
「うちは狭いから無理かも…」と諦める必要はありません。限られたスペースを最大限活用するアイデアやノウハウを、ぜひプロにご相談ください。あなたのライフスタイルに最適な室内干し環境をご提案いたします。