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実話から生まれたホームテックのポリシー

木のやさしさに包まれた教室

木のやさしさに包まれた教室

 「木の温もりがやさしい、英会話教室をつくりたいんです」
 ご相談いただいた奥様のご主人はアメリカ人。ともに40 代中頃で、たくさんの子どもたちに囲まれながら、日本で英会話教室を開いていた。また、自宅にも元気なお子さんが3人いることから、ご夫婦ともども、子ども好きであることが伝わってくる。
 「自宅をリフォームしてもらったように、今度は、教室のリフォームをお願いします」
 実はこのお客様、前職の頃からのお付き合いである。当時は、自宅で英会話教室をやりたいとのご相談をいただいた。今回と同じように、木材を中心とした、自然でやさしいぬくもりのある雰囲気を希望されていた。
 「たくさんの子どもたちが裸足で走り回る場所ですから……」
 「それなら、木材ならではのナチュラルな雰囲気を出したいですね」
 そのようにお打ち合わせを重ねていき、最終的には、国産の杉の無垢材を使用したアットホームな住まいを実現することができた。ご自宅としても過ごしやすく、かつ、教室としても子どもたちに喜ばれる空間になった。
 「やっぱり今回も、私たちの希望をよくご存知な有田さんに、ぜひお願いしたくて……」

 ただ、前回が中古住宅のリフォームであったのに対し、今回は3階建てのビルの一室。一軒家とは異なり、天井や床、壁、柱、窓など、さまざまな部分で制約がある。契約前、一緒にそのお部屋を見に行ったとき、どこまでできるだろうかと少し不安になった。
 「自宅の教室は、子どもたちにもとても好評でした」
 「だから新しい教室も、同じような雰囲気にしてもらいたいんです」
 そこで私は、前回使用したものと同じ、杉の無垢材をご提案させていただいた。とくに今回は、東京都にある檜原村の地域産材を使用。節がついたままの15ミリの木材でフローリングをつくることで、床全体にぬくもりが感じられるようになる。
 「それはいい感じですね!」
 「子どもたちにも優しい雰囲気ですね」
 また天井は、少しアイボリーの入った白系のクロスを張ることにした。ビルの一室ということもあり、無機質な雰囲気にならないよう、明るい感じを意識した。蛍光灯のまわりには、ご主人が得意なDIYで木の箱を設置することにもなった。
 「きっと、素敵な教室になると思います」

 その後、1ヶ月ほどの工事期間を経て工事が完了。50平米ほどのワンフロアは、まったく新しい空間へと生まれ変わった。木の風合いが活かされた床、そして木の香り、明るい天井、カラフルな壁紙は、英会話教室にぴったりなデザインとなった。
 とくに今回は、教室が3階のお部屋であったため、安全対策として窓に木の手摺も設置。職人さんの手づくりということもあり、ぬくもりのある教室の雰囲気に合うかたちで取り付けられている。もちろん、使用しているのは杉材である。
 「何から何まで、本当にありがとうございました」
 「生徒さんからの評判も、とってもいいんですよ!」
 引き渡しが終わり、しばらくしてからお話をうかがうと、そのような嬉しい声をいただいた。奥様もご主人様も、とても喜んでいただけたようだった。また、教室に通う子どもたちやその親御さんからも評判がいいとの言葉に、私は感激した。
 「やっぱり、有田さんにお願いして正解でした」
 お客様にとっても、自宅ではなく、別の場所で教室を開くことには不安があったはず。それでも、新しい教室をこれまでと同じような雰囲気で実現できたことに、安心していただけたようだった。それが、お客様の喜びにつながった。
 子どもたちをあずかる教室運営は、デリケートな部分も多い。新しい教室はひとつのチャレンジであった。けれど今回の工事によって、お仕事とプライベートを切り離せたことが、ご夫婦にとっても望ましい変化になったようだ。
 住宅関連の仕事に携わって約30年。私はこれからも、お客様の笑顔をつくり続けていきたい。ご夫婦の嬉しそうな顔を見て、私は、その気持ちを新たにした。

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