TRUE STORY
実話から生まれたホームテックのポリシー

「両親が安心して暮らせるリフォームをお願いしたくて……」
そう話す娘様は 代くらいの方。ご両親はすでに 代ということもあり、安心・安全に暮らせる住まいへのリフォームを希望されていた。現在のお住まいは、築年数が 年の集合住宅で、過去にも何度か手を入れているとのことだった。
ご自宅を見せていただくと、もともと DKであったお部屋を LDKに変更しており、内装は漆喰をベースにした落ち着いたイメージのお住まいだった。焦げ茶色の壁や天井を見ていると、随所にこだわりが感じられた。
「内装は手をいれていたんですが、お風呂やトイレはそのままで……」
「でも、今後のことを考えて、より使いやすくしてほしいんです」昔ながらのお風呂やトイレは、必ずしもバリアフリーに対応
しているとは限らない。そのため、安全・安心という点でも改善が必要とのことだった。
私はお話を受けて、より過ごしやすいお部屋を実現するべく、提案を重ねていった。

「ぜひ、ご両親が安心して過ごせる住まいを実現しましょう」
ただ、団地タイプの集合住宅であったため、通常のシステムバスは入れることができなかった。そこでよく調べてみると、タカラスタンダードさんが発売している「広ろ美ろ浴室」なら、設置できるとわかった。
そのようにして、お客様のご要望も伺いながら、私は丁寧にプランニングを進めていった。商品そのものが特定されていたため、選択肢は限られていたが、デッドスペースをなくして設置できることから、安心・安全につなげることもできる。
「それに既存のお風呂よりも、高さが浅くなりますよ」
「それなら、お風呂を利用しやすくなりそうですね」
また、お風呂場だけでなく、キッチンも変えることになった。具体的には、これまでガスコンロだったものをIHへと変更した。料理をするとき、火を使うよりも電気で調理したほうがより、安心できるとの配慮からだった。

「あとは、トイレも新しくしてほしいんです」
トイレに関しては、これまで使い続けていたこともあり、新しくすることがメインとなった。便器周りを交換し、そうすることでデザイン性の向上や節水などの効果がある。また、掃除がしやすくなるのも大きな変化だ。
「トイレが新しくなると、生活もまた変わりますね」
さらに、手すりについても設置させていただくことになった。ご両親がご高齢ということもあり、お家全体のバリアフリーを進めるべく、お風呂、トイレ、玄関などに手すりを取り付ける。その際には、介護保険の申請などもサポートさせていただいた。
「何から何まで、本当にありがとうございます」
そう言って喜んでいるお客様を見ながら、私は、安心して過ごせる住まいの実現に向けて邁進していった。実際の工事はお風呂が特注オーダー品であったために、
か月半ほどかってようやく完了した。

だが、工事が完了するまでのあいだに、娘様からご主人さまが他界されたことを告げられた。
それを聞いて私は、新しくなったお住まいを、ご主人さまに使っていただけないことを、心から残念に思った。
「けれど、天国の父も喜んでくれていると思います」
今回のリフォームにあたり、娘様がいかにご両親の ことを思っているのか、私はあらためて痛感させられた。それだけに、リフォーム後の住まいを、奥様に気持ちよく使っていただきたいと思った。
「まるでホテルのようなお風呂になって、母もとても喜んでいます」
「この度は、色々とありがとうございました」
娘様からそのような言葉をいただいたとき、私は、自らの経験を活かして、お客様に寄り添うリフォームができたのだと感じた。より、安心・安全になった住まいを奥様に使っていただきながら、ご主人さまにも喜んでいただけていることを、心から願っている。