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2026.02.12

1つの部屋を2つに!子供の成長に合わせた間仕切りリフォーム術|照明やコンセントはどうする?

1つの部屋を2つに!子供の成長に合わせた間仕切りリフォーム術|照明やコンセントはどうする?

「そろそろ自分の部屋が欲しいな…」 お子様からそんな言葉が出てきたら、それは成長の証であると同時に、お家のアップデートを考えるサインかもしれません。

新築時や購入時に、「将来は子供部屋を2つに分けられるように」と考えて、広めの部屋を用意されたご家庭も多いのではないでしょうか?
ドアや窓があらかじめ2つ設置されている間取りは、まさにこの時のためのものです。

しかし、いざリフォームとなると、「ただ真ん中に壁を作ればいいんでしょ?」と思っていませんか? 実は、快適な個室を作るためには、壁以外にも絶対に見落としてはいけないポイントがあるのです。

今回は、子供部屋の間仕切りリフォームを成功させるために、プロが必ずチェックする重要ポイントと、おしゃれな空間づくりのコツをご紹介します。

目次 [非表示]

そろそろ限界?子供部屋を「2つ」に分けるタイミング

まずは、皆さんがどのタイミングで部屋を分けているのか、よくあるきっかけを見てみましょう。

「まだ早いかな?」と迷うこともあるかもしれませんが、お子様自身の自立心を育むためにも、プライベートな空間を整えてあげることはとても大切です。

【重要】ここを見落とすと後悔!「照明」と「スイッチ」の必須工事

ここからが本記事の核心です。 部屋を仕切る際、多くの方が「壁」のことばかり気にされますが、リフォームのプロが真っ先に確認するのは天井と床です。

なぜなら、壁を作った後に「しまった!暗い!」「掃除機がかけにくい!」となっても、修正するにはまた壁を壊さなければならないからです。以下の3点は、見積もり時に必ず確認すべき必須項目です。

照明位置の「出し直し」は絶対条件

広い部屋の真ん中に、照明が1つか2つ付いている状態を想像してください。

 

この状態で部屋を半分に仕切ると、どうなるでしょうか?

元の照明の位置が、新しい部屋の「真ん中」に来るとは限りません。

 

多くの場合、照明が部屋の隅っこに寄ってしまったり、ひどい場合は新しい壁と干渉してしまったりします。

 

これでは部屋全体が明るくなりませんし、見た目のバランスも非常に悪くなります。

そのため、「照明のセンター出し(位置の調整)」が必須となります。

 

天井裏の配線をいじり、新しい部屋それぞれの「中心」に照明が来るように、引掛シーリング(照明を取り付ける器具)を移設・増設します。これを行うことで、勉強机やベッドをどこに置いても適切な明るさを確保できるのです。

壁紙の張り替えは最小限でやれないかな・・とご相談いただくケースは多いですが、元々2部屋に分ける前提の照明計画をしているお住まいでない限り、電気配線を通すため、部分的に解体をする必要が出てくる可能性が高いです。

スイッチ関係の「作り直し」と回路の独立

意外と忘れがちなのが、部屋の入り口にある「スイッチ」です。

元が1部屋だった場合、入り口のスイッチを「パチン」と押すと、部屋全体の電気が点くようになっているはずです。

 

もし、電気配線を分けずに壁だけ作ってしまうと… 「片方の部屋の電気を消したいのに、隣の部屋の電気まで消えてしまう」 「自分の部屋に入りたいだけなのに、もう一方の部屋に入ってスイッチを押さないといけない」 という、非常に不便な事態が起きてしまいます。

これを防ぐために、電気回路を物理的に分け、それぞれの部屋の中に独立したスイッチを新設します(片方は既存のスイッチを活かすことができるケースも多い)。

 

これにより、きょうだいが別々の時間に寝起きしても、お互いを邪魔することなく照明を操作できるようになります。

エアコンは状況により分けるか判断

エアコンを2部屋で分けるかどうかは、状況や使い方によっての判断となります。

子供部屋を2つに分ける場合はそれぞれに用意したいところですが、マンションで、エアコンの新設に大掛かりな工事が伴うケースでは、リビングに面する部屋に室内窓を設置するなどの工夫で部屋を分けることも可能です。

壁の足元を守る「巾木(はばき)」も忘れずに

壁を作る際、プロの仕事とDIYの決定的な違いが出るのが、壁と床の境目にある「巾木(はばき)」の処理です。

巾木とは、壁の最下部に取り付けられている、細長い板状の部材のこと。「掃除機が当たっても壁紙が傷つかないようにする」「壁と床の隙間を隠す」という重要な役割があります。

新しい壁を立てた際、この巾木も新しく取り付ける必要があります。

「たかが細い板でしょ?」と侮ってはいけません。既存の部屋の巾木と色や高さを合わせないと、そこだけ浮いて見えてしまい、リフォームの完成度がガクッと下がってしまいます。

見積もりを見る際は、「巾木取り付け」が含まれているか、そしてそれが既存の部屋のデザインと馴染むものか、しっかり確認しましょう。

ドアも2つに

完全に2部屋を個室として分ける場合は入り口も2箇所別途用意する必要があります。

これはイメージが湧きますね!

せっかくならオシャレに!壁の見た目は「アクセントクロス」がおすすめ

お問い合わせの中でよくいただくのが、「今の部屋の壁はそのままで、新しい壁を全く同じように仕上げたい」というご要望です。

実はこれ、あまりおすすめしていません。 理由は2つあります。

 

  1. 完全に合わせるのは難しい: 経年変化で今の壁は少し色が焼けていたりします。全く同じ品番のクロスや同じ材料の漆喰などを使っても、新しい壁との「色の差」は必ず出てしまい、かえって継ぎ目が目立ってしまいます。

  2. コストが割高になる: 新しい壁や天井だけ壁紙を貼る場合と、一部屋まるっと壁紙を張り替える場合、前者の方が割り高になります。職人さん(壁紙屋さん)が動いた時点で最低限の人件費が発生するからです。

 

そこで提案!「あえて違う壁」にするアクセントクロス

そこでおすすめなのが、新しい壁の一面だけ、色や柄の違う「アクセントクロス」を採用する方法です。

「もともとある壁に無理に合わせる」のではなく、「新しいデザインの壁」として見せるのです。 例えば、

 

 

 

 

こうすることで、部屋を分けたことが「狭くなった」というネガティブな変化ではなく、「自分だけのお気に入りの空間ができた!」というポジティブな喜びに変わります。

 

お子様だけでなく、大人のワークスペースやヌックスペースでもアクセントクロスはおすすめです。

こちらの事例の詳細はこちら

壁を作る?家具で仕切る?代表的な間仕切りの方法

部屋を分ける方法はいくつかありますが、今回は「しっかり分ける」ことに焦点を当てて、その違いを整理しておきましょう。

造作壁(ぞうさくかべ)で完全に仕切る【推奨】

大工さんが木材や軽量鉄骨で下地を組み、石膏ボードとクロスで仕上げる、一般的な壁です。

  • メリット: 防音性が高く、プライバシーがしっかり守られます。コンセントの増設や、時計やカレンダーを掛けるための下地を入れることも可能です。

  • デメリット: 一度作ると簡単には撤去できません。

可動式収納家具で仕切る

天井まである背の高い収納家具を置いて仕切る方法です。

 

  • メリット: 収納が増える一石二鳥のアイデア。将来また1部屋に戻すのが比較的容易です。

  • デメリット: 壁ほどの防音性はなく、隙間から光や音が漏れやすいです。また、家具の厚み分、部屋が狭くなります。

 

お子様の年齢が上がり、学習環境や通話・ゲームなどの音の問題を気にするなら、やはり「造作壁」でのリフォームが一番満足度が高いと言えます。

リフォームにかかる「費用」と「工期」の目安

では、実際にどのくらいの費用と時間がかかるのでしょうか。 6畳〜8畳程度の部屋を、造作壁で2つに仕切るケース(照明・スイッチ工事含む)で考えてみます。

 

費用の目安: 15万円〜30万円前後

※壁の材質、クロスのグレード、電気配線の複雑さ、ドアの有無によって変動します。エアコン工事は含めていません。

※特に「電気工事(スイッチ分離・照明移設)」が含まれるかどうかが、安すぎる見積もりとの違いになります。

 

工期の目安: 4日〜5日程度

※ドアの工事も入る場合の工期目安となります

 

意外と短期間で終わると感じる方が多いようです。シンプルな内容であれば、月曜日から工事を始め、週末には新しい部屋で過ごすことも十分可能です。

間仕切りリフォームのよくある質問(FAQ)

Q. 住みながら工事はできますか?

A. もちろんです! 工事をする子供部屋とその周辺の廊下などは養生(保護)を行いますが、キッチンやお風呂、他の寝室などは通常通りお使いいただけます。ただし、工事中は大きな音や埃が出ますので、貴重品や精密機器の管理だけお願いいたします。

Q. マンションですが、部屋を分けることは可能ですか?

A. ほとんどの場合可能です。 ただし、管理規約によっては事前に工事申請が必要な場合があります。また、マンション特有の梁(はり)やスプリンクラーの位置によっては、壁の位置を調整する必要があります。現地調査の際にしっかりと確認させていただきます。

Q. 防音性はどのくらい確保できますか?

A. 壁の中に「断熱材(グラスウール)」を入れることで向上させることは可能です。 しかし、完全防音とまではいきません。話し声やテレビの音などを軽減したい場合は、壁の中に吸音効果のある断熱材を充填することをおすすめしています。見積もり時に「音漏れが気になる」とぜひお伝えください。

まとめ:子供の自立を応援するリフォームを

部屋を2つに分けるリフォームは、単なる工事ではなく、お子様の成長を応援する「自立へのプレゼント」です。

壁を作るだけなら簡単かもしれません。

私たちは、今の壁の素材や将来のライフプランも考慮した上で、最適な間仕切りプランをご提案します。「照明の位置、どうしたらいい?」といった疑問からでも構いません。まずはお気軽にご相談ください!

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