COLUMN
コラム
2026.01.15
「ただいまー!」とドアを開けた瞬間、目に飛び込んでくるのは脱ぎ散らかされた靴、壁に立てかけられたベビーカー、そして週末に使ったままの遊び道具……。
「マンションだから玄関が狭いのは仕方ない」 「収納が足りないから、靴が出しっぱなしでもしょうがない」
そんなふうに諦めていませんか?
実は今、マンションリフォームで広々とした収納を持つ「土間スペース(DOMA)」を作るケースが増えています。
昔ながらの日本家屋にあった「土間」が、現代のライフスタイルに合わせて進化し、マンション特有の「狭い・暗い・収納不足」を一気に解決する救世主として注目されています。
今回は、限られたマンションのスペースでも実現できる「理想の土間リフォーム」について、そのメリットから失敗しないためのポイントまで、たっぷりとご紹介します。
これを読み終わる頃には、あなたの家の玄関が「ただの通路」から「自慢の空間」へと変わるイメージが湧いているはずですよ!
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「土間」と聞くと、ひんやりとした古い台所や農作業スペースを思い浮かべる方もいるかもしれません。しかし、今リフォームで人気の土間は、もっとおしゃれで機能的な空間です。

現代の土間は、タイルやモルタルで仕上げたスタイリッシュな空間が主流です。
単に靴を脱ぐ場所としてだけでなく、自転車のメンテナンスをしたり、お気に入りのスニーカーをディスプレイしたり、あるいは濡れたレインコートをそのまま干せるスペースとして活用したり……。「内と外の中間」にある多目的なスペースとして再定義されています。
特にマンションでは、玄関から廊下にかけてのスペースを拡張し、土足で歩けるエリアを広げるリフォームが増えています。
これを私たちは「土間収納」や「シューズインクローゼット(SIC)」と呼んでいますが、これが一度使うと「もう普通の玄関には戻れない!」というほど便利なんです。
「せっかくの居住スペースを削ってまで、玄関を広くするの?」と疑問に思うかもしれません。 しかし、実際にリフォームされた多くのお客様が「やってよかったリフォーム内容」として挙げるのが、この玄関拡張です。
なぜなら、玄関は家の「顔」であり、毎日必ず通る場所だから。
例えば、使っていない洋室の一部や、長すぎる廊下を少しだけ玄関に取り込む。それだけで、窮屈だった玄関が劇的に開放的になり、家全体の印象がグレードアップします。「部屋の広さ」よりも「暮らしの動線」を重視する方が増えているのが、今のトレンドなんですよ。
では、具体的にマンションで土間リフォームをすると、どんな「いいこと」があるのでしょうか?特に子育て世代や、アウトドア趣味を持つ方には見逃せないメリットが3つあります。
一番のメリットは、やはり収納力です。 マンションの玄関で一番困るのが、「外で使う汚れたもの」の置き場所ではないでしょうか?
ベビーカー: たたんで玄関に置くと、通るのに邪魔……。
キャンプ道具: テントやクーラーボックスを、わざわざ部屋の奥のクローゼットまで運ぶのが重労働。
子供の遊び道具: ストライダーやキックボード、砂場の道具など。
ゴルフバッグ: 置き場がなくて寝室の隅に……。
土間収納があれば、これらを「玄関に入ってすぐ」収納できます。タイヤについた泥やホコリを気にせず、そのまま置いておける。部屋の中に汚れを持ち込まずに済むので、リビングはいつも清潔。掃除の手間もグッと減りますよ。
「あ、ハンカチ忘れた!」「マスクどこだっけ?」 お出かけ直前に靴を脱いで、またリビングに戻って……という経験、ありますよね?
広めの土間空間があれば、そこにコート掛けやバッグ置き場、小物入れを設置できます。靴を履いた状態で、コートを羽織り、帽子をかぶり、鏡でチェックして「行ってきます!」ができる。 特に小さなお子様がいるご家庭では、ベビーカーを土間に広げたままお子様を乗せたり、雨の日に濡れたカッパをその場で脱がせたりできるので、お出かけ前後のバタバタが劇的に解消されます。これはまさに「動線の魔法」です。
日本のマンションの玄関は、どうしても「狭くて暗い」作りになりがちです。 しかし、土間を広げて隣接する部屋との壁を取り払ったり、室内窓を設けたりすることで、光と風が通る気持ちの良い空間に生まれ変わります。
玄関ドアを開けた瞬間に「広っ!」と感じるゆとりは、仕事で疲れて帰ってきた時の心をフッと軽くしてくれます。「ただいま」と言うのが楽しみになる、そんな心理的な効果も土間リフォームの大きな魅力なんです。
「土間」と一口に言っても、形はさまざまです。あなたのライフスタイルにはどのタイプが合うか、想像しながら読んでみてください。



玄関の横に、小部屋のような収納スペースを作るスタイルです。
こちらの事例は靴をささっと取り出しやすいようにあえて扉をつけておりませんが、扉をつければ中を完全に隠せるので、急な来客があっても安心。靴や物がどんなに溢れていても、扉を閉めれば玄関ホールはモデルルームのようにスッキリ保てます。
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あえて扉を設けず、棚や壁面収納を見せるスタイルです。
自慢のロードバイクを壁にかけたり、キャンプギアをショップのように陳列したり、スニーカーコレクションを並べたり。趣味の道具がインテリアの一部になります。 扉がない分、通気性が良く湿気がこもりにくいのもメリット。「好きなものに囲まれて暮らしたい」というこだわり派の方にピッタリです。
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家族用と来客用の動線を分ける「ウォークスルー」タイプです。 玄関から入って、「家族用通路(土間収納)」を通って靴を脱ぎ、そのまま洗面所やパントリーへ抜けられる動線を作ります。 買い物から帰ってすぐにパントリーへ荷物を置けたり、泥んこの子供がすぐにお風呂場へ直行できたりと、家事動線・衛生動線としても非常に優秀。
マンションの間取りによっては難しい場合もありますが、実現できれば生活の質が格段に上がります。
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マンションリフォームには「壊せる壁」と「壊せない壁(構造壁)」があります。
特に玄関周りには、パイプスペース(PS)という配管が通っている場所や、建物を支える大きな梁(はり)があることが多く、これらは絶対に動かせません。 「ここに土間を広げたい!」と思っても、PSが邪魔をして思った形にならないことも。
まずはプロに現地調査を依頼し、管理規約と図面を確認してもらうことがスタートラインです。
最後に、土間リフォームを検討中のお客様からよくいただく質問にお答えします。
A. 工夫次第で可能です! たとえ0.5畳〜1畳ほどでも、廊下の幅を調整したり、隣接する部屋の収納部分を少し削ったりすることで、使い勝手の良い土間スペースを生み出すことは可能です。コンパクトなマンションこそ、縦の空間(壁面)を有効活用した土間収納が効果を発揮します。
A. 実は普通のフローリングより楽な場合も! 土間用のタイルやモルタル風の床材は、水や汚れに強い素材が多いです。基本はほうきで掃くだけでOKですし、汚れがひどい時は水拭きやデッキブラシでゴシゴシ洗える(※防水処理による)ものもあります。砂埃が舞い上がりにくいので、花粉の時期なども管理しやすいですよ。
A. 玄関ドアと窓の断熱対策をセットで行いましょう。 玄関エリアが広くなると、冷気を取り込みやすくなるのは事実です。そのため、土間リフォームと合わせて「内窓(二重窓)をつける」といった断熱リフォームを行うのがおすすめです。今は断熱リフォームに対する補助金制度も充実しているので、賢く活用しましょう。
A. 規模によりますが、50万〜150万円、工期は1週間〜が目安です。 既存の壁を壊さずに収納棚を作るだけなら数十万円で済みますが、間取り変更を伴う本格的な土間拡張の場合は、解体費や内装工事費を含めて100万円前後〜を見ておくと安心です。工期は内容によりますが、1週間〜2週間程度かかることが多いです。住みながらのリフォームも可能ですが、玄関が使えない期間が発生するため、事前の計画が大切です。
玄関は、家族が毎日「行ってきます」と「ただいま」を繰り返す大切な場所。
そこが狭くて散らかっていると、なんとなく気分も沈んでしまいますが、広くてスッキリした土間があれば、毎日のスタートとゴールがとても気持ちの良いものになります。
マンションだからと諦めないでください。 「ベビーカーがそのまま置けたらいいな」 「キャンプ道具をカッコよく飾りたいな」 そんなあなたの理想の暮らし、リフォームで現実にしてみませんか?
土間の広さやデザイン、収納計画は、物件の構造やライフスタイルによって千差万別です。 「うちの場合はどうなるの?」と思ったら、まずは一度、私たちにご相談ください。現地調査であなたのマンションに隠された可能性を見つけ出し、ワクワクするようなプランをご提案させていただきます!