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TRUE STORY

実話から生まれたホームテックのポリシー

「ツナガル・アツマル・クツログ」豆腐屋の暮らし

「ツナガル・アツマル・クツログ」豆腐屋の暮らし

 先代から豆腐屋を営んでいるそのお客様からのご要望は、お父様から引き継いだ家をリフォームしたいというものだった。

 豆腐屋の朝は早い。おのずと大人の就寝時間は早めだ。しかし、子どもたちはの就寝時間は一般的だ。ゆえに、子ども部屋への昇り降りに使う「階段の位置」は大きなポイントとなった。
 また、ほかにも、「家族みんなが畳好き」「ご主人は仲間を集めて食事会や飲み会を開くことが好き」というご家族の好みや、「水回りの使いやすさが重要」「主寝室は1階」「冬に暖かく過ごせるようにしたい」などの具体的なオーダーもいただいていた。

 就寝時間の違いがあっても、畳のあるリビングで家族団らんができ、全員の睡眠環境を保てる家。真冬の凍えそうな日でもみんなで暖かく過ごせる家。そんな完成形に向けて、わたしはキッチン、ダイニングスペース、リビングスペース、寝室などをピースに見立て、パズルのような形でゾーニングしていった。

 リフォームが完了し、ご自宅に招いていただいたある日、嬉しい言葉を聞くことができた。
 「リフォームをしてからというもの、ぐっすり眠れるし、冬はとくにかく暖かい!
 今までの生活が当たり前だと思っていたけれど、リフォームして初めて、当たり前のことができていなかったと気づきました。リフォームをして本当に良かったです!」
 思えばわたしは、この言葉をいただくために、さまざまな試行錯誤を繰り返していたような気がする。

 お客様から聞いたご要望をその通りに再現するだけでは、お客様の期待を超える満足は生み出せない。
 そういった理由から、わたしは「最初に伺ったご要望だけを形にするもの」と「ブラッシュアップしたご提案」と「まったく違う切り口のご提案」といった3つの角度からのご提案を用意する。
 そして、3案を見てもらった感想をヒヤリングし、さらにお客様の好き嫌いを引き出してまとめていくようにしている。
 また、それぞれのリフォーム案件には予算があり、それはお客様のご事情からも見えてくるものなので、あくまでその予算に収まるようにご提案をするべきという考え方もあるが、それだけに縛られると本当の満足には辿り着けない。
 そのため、わたしは予算はひとつの「参考情報」として捉え、場合によっては予算を大きく下回るご提案や少しオーバーしてしまうようなご提案をすることもある。

 理由はシンプル。大切なのは、リフォームすることによって住む方の生活がどう良くなっていくかということだから。
 よりご満足いただけるご提案をするために、わたしはお客様の暮らしにまつわる「さまざまな断片」から全体像を組み立てていく。
 たとえば、「どこに居る時間が一番長いのか」、「その場所とのアクセスは?」、「お客様が自覚しているご要望は?」、「建物の制限はどの程度か」、「どんな素材が適しているか?」などなど。
 それらをお客様と一緒に組み合わせていくうちに、もっとも適した解が導かれていく。それは、まさしく「パズル」を解く作業のよう。
 無数に散らばるピースを組み合わせてできあがった提案が、お客様の期待を超えて、歓びを生み出していく。その歓びを共有する瞬間が、一番楽しい時間だ。

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