COLUMN
コラム
2025.08.07
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ゲストが来るたびに、重い腰を上げてキッチン周りの片付けをしている方必見!
「買いだめした食材の置き場がない」「ストック品でキッチンがごちゃごちゃ」——
そんな風に感じることはありませんか?
特に40〜50代の共働き家庭では、“まとめ買い”や“時短家事”を前提とした収納スペースの確保が重要。
そこで注目されているのが、「パントリー」のあるキッチンです。
本記事では、共働き家庭にぴったりなパントリーの間取りアイデアを5つご紹介!実例やポイントも交えながら、使いやすくて暮らしにフィットするアイデアをお届けします。
パントリーとは、食品や日用品、調理器具などをストックしておける収納空間のこと。いわば“家庭内の食品庫”です。
共働き家庭においては特にメリットが多く、
買いだめした食材を一元管理できる
キッチンまわりの「見せたくないもの」を隠せる
朝や夕方の家事をスムーズにできる
など、日常のストレスをグッと軽減してくれる存在です。
買い物帰りに玄関から直接パントリーに入り、食材や日用品をそのまま収納。
リビングやキッチンを経由せずに出入りできることで、家事動線がとてもスムーズになります。
食品のまとめ買いをする
玄関〜キッチンまでが遠い
買ったものをすぐ収納したい
参考にしたいリフォーム事例
収納上手なご夫婦。子供たちも大きくなり、中古マンションを購入してリノベーションをすることに。
家族構成:4人
築年数:18年
マンションの広さ:75m2
リノベ費用:1260万円
キッチンを90度回転させることで、対面キッチン化を実現。キッチンの隣に並ぶような形でパントリースペースを作りました。
パントリースペースを抜けると、ウォークスルークローゼットスペースになっており、収納を一箇所に収納させる間取りへ変更しています。
美しく収納されているキッチン脇のパントリー。お施主様の収納力もさることながら、何を置くか、どう使うかを考えた設計が見どころです。キッチンのごみ箱もパントリー内に配置することで、リビング側に生活感を感じさせないといったテクニックは真似したくなりますね。
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間取りに余裕がない家庭でも取り入れやすく、奥行き30〜40cm程度でOK。
よく使う食品や調味料、非常食などをまとめておける「ミニパントリー」として機能します。
コンパクトなマンションにお住まい
家電や収納家具を増やしたくない
最短動線でストック管理したい
参考にしたいリフォーム事例
中古マンション購入に伴うリフォーム。暗くて狭かったキッチンをどうにかしたいというご要望を叶えるべく間取りの工夫を凝らしました。
家族構成:3人
築年数:23年
マンションの広さ:83m2
リノベ費用:900万円
Before After

キッチンの間仕切りを撤去し、キッチンとカップボード位置を反転しました。
✨キッチンの移設について、詳しく知りたい方へ
▶︎ マンションのキッチン。移動はできる?できない?事例を交えてプロが解説します。」

キッチンの奥に、スリムな縦型のパントリーを設けることで、生活感の出てしまうものを隠し、常に綺麗なキッチンを保つことができるようになりました。
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週末にまとめ買いをするご家庭に特におすすめ。非常食・日用品・調理器具まで一括で収納可能。
ラベル付きの収納ボックスを使えば、家族全員が管理しやすくなります。
食品の在庫管理を家族と共有したい
ホームベーカリーやホットプレートなどを隠しておきたい
モノが多く、キッチンの生活感を隠したい
参考にしたいリフォーム事例
お水廻りの経年劣化をきっかけに、今より住みやすい家にしたいと考えたことがリフォームきっかけ。収納も少なく、収納計画も見直しています。
家族構成:4人+猫ちゃん
築年数:22年
リノベ費用:660万円
Before After
憧れの対面キッチンの横にはパントリースペースを設けました。しっかりと収納できるように、1畳ほどの広さを確保しています。棚板の奥行きは30〜40cmあれば十分です。

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扉のない「見せる収納」スタイル。バスケット収納や可動棚を使えば、デザイン性と使い勝手の両立も可能です。
“見せる・隠す”のメリハリをつけることで、忙しい朝の家事時間も効率的に。
インテリアにこだわりたい
毎日使う物をサッと取り出したい
家族全員が使いやすい収納をつくりたい
参考にしたいリフォーム事例
要望のひとつだった家事ラク動線。キッチンを中心とした回遊動線は既存を活かしつつ、リビングから洗面へアクセスできるように間取りを変更。
家族構成:3人
築年数:30年
リノベ費用:1150万円


回遊動線の中に大きなパントリーを設けることで、ストレスのない家事動線ができます。
▽実際のリノベーション後の回遊動線の様子を見てみましょう
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食品ストックに加え、トイレットペーパーや洗剤、掃除用品まで管理可能。
「ストック置き場が家の中に点在している…」というストレスを解消できます。
家の中の収納を一元化したい
買い物頻度を減らしたい
在庫管理が苦手
参考にしたいリフォーム事例
家事動線を意識した回遊動線を実現したリフォーム事例。
風呂・脱衣室・トイレ・洗面を家の中心辺りに集めることで、家中を回遊できる間取りを実現。
キッチンの対面側にワークスペースを設けました。
パントリー兼ランドリースペースへと続く動線。家事動線がまとまるので、時短になりますね。
▽ランドリー一体のパントリー収納を見る(パントリーの説明から始まります)
✅ 棚の奥行きは“深すぎない”のがポイント
→ 奥行き40〜45cmが扱いやすく、物が迷子になりにくい。
✅ 湿気・ニオイ対策も忘れずに
→ 換気口・除湿シートなどで食材保存を安全に。
✅ 何を収納するか“事前に決める”こと
→ 家電を入れる?食品?日用品?用途によって設計が変わります。
Q1. パントリーって本当に必要?キッチンの収納だけじゃ足りないの?
A. 共働き家庭では「まとめ買い」や「時短調理」のためのストックが増えがちです。キッチン収納だけでは収まりきらないことも多く、パントリーがあると食品や日用品を効率よく整理でき、探す手間も減ります。
Q2. どれくらいの広さが必要?狭い家でもパントリーは作れる?
A. 1畳未満のスペースでも十分機能的なパントリーは作れます。壁面を活用した棚収納や引き戸タイプにすることで、狭小住宅でも導入可能です。
Q3. どこに作るのがベスト?おすすめの配置は?
A. キッチンのすぐ隣や背面が理想です。買い物から帰ってすぐ収納できる動線、調理中にサッと取り出せる便利さを重視しましょう。玄関から近い「通り抜け型パントリー」も人気です。
Q4. 食品以外も収納していいの?
A. はい。パントリーは食品以外に、ペット用品、日用品のストック、掃除用具、災害用備蓄など、ライフスタイルに合わせて多目的に使えます。
Q5. リフォームでパントリーを後から追加できますか?
A. 可能です。間取りの変更や一部収納の造作で、パントリーを新設するケースも多くあります。まずはお気軽にご相談ください。ご希望の広さや用途に合わせて最適なご提案をいたします。
パントリーは、単なる収納ではありません。
**「時間のゆとり」「家事の効率化」「暮らしのストレス軽減」**を叶える、共働き家庭の強い味方です。
間取りやスペースの制約があっても、工夫次第で最適な形はきっと見つかります。
「そろそろうちにもパントリーが欲しいな」と思ったら、プロのリフォーム会社に相談してみませんか?